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昭和時代の子供向けドラマの「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」の視聴感想

サブスク動画サイトで自分が当時小学校高学年に放送されていた子供向けのドラマ「おもいっきり探偵団 覇悪怒組(はあどぐみ)」が配信されていたので懐かしい気持ちと確認のために全話50話視聴してしまいました。

子供向けドラマでありますが、この作品は特撮要素やアクション、火薬もたくさん使っている爆発シーンもあるし悪者も登場するので昭和のバブル時代の雰囲気も感じられる話でもあります。

覇悪怒組のリーダーであるヒロシが自分のパソコンで作成した怪盗の摩天郎を作成し、自らがイメージビデオを作り学校で放送した程度というのになんとその架空の怪盗である摩天郎がヒロシたちの前に現れるという話。
ヒロシたちをはじめ、小学生5人組の覇悪怒組が神出鬼没の謎の怪盗の摩天郎に挑み続けることに・・・。

この話を視聴する人はリアルタイムでは当時小中学生頃の年代だと思いますね。
小学生だった頃の自分は子供なのでちょっと難解な話だったのでした。
いい大人になってしまった40代後半の自分が再びこの話を視聴したらどのような印象を持つのか?という興味もあり視聴したわけです。

全話視聴したあとのざっくりした個人的な感想など(ネタバレ注意)
摩天郎というキャラは子供を大事に思う割にはライバルと認定した覇悪怒組のメンバーにはたびたび試練を与えてくるし摩天郎の手下も子供相手なのに容赦がないのでいいやつなのか悪いやつなのか謎・・・。
そして摩天郎は宇宙人じゃないか?と思いますね。
話の中でも宇宙人じゃないか?という推測をしているメンバーがいるのできっとそうなのだろうな。
あの何パターンもの変装や、時代を乗り越えてヤスコを江戸時代にワープさせたり(うろ覚え)、盗んだものを宇宙に持ちだしたり、悩む覇悪怒組のメンバーの夢の中に現れてリアルな試練を課したり、ジュンコ先生とレストランで食事する回には仮面を外さず飲食したり、後半の話では覇悪怒組にピエロの軍団を送り込んだりするし謎すぎるのであります・・・。

覇悪怒組には手厳しいのに、生きることに疲れて傷ついた子供には癒やしが必要だと言うし、そのような子供たちのために謎の巨大な塔を作ろうと計画したりするので、人間では無理なので摩天郎は宇宙人だろうね。
摩天郎の正体?本体?であるかもしれない落合先生は実は人間ではなくて宇宙人であるかもしれないし、摩天郎の変装パターンの一つじゃないか??とも考えてしまったわけです。

タケオがまともなキャラ。
自然が好きなタケオは覇悪怒組の中では知識枠な印象。
タケオは地味なメンバーなのに自然を大事にするキャラで「花盗人は摩天郎」の回では珍しい花を返しに行く途中に山の水を飲もうとしたメンバーに対して飲んではいけないという注意喚起とその理由を述べる場面はさりげなく勉強になるし、子供向けでありながらも社会勉強になるシリアスな回もありました。

摩天郎の怒り仮面。
摩天郎が子供たちを悪意のある大人に怒るあまりに怒り仮面に変身する回はシリアスでした。

ざっくりと全話を視聴した記憶で一方的に感想を書きましたが昭和の時代の街並みや家の様子と令和の今と比較できるのでその点も興味深くて昭和ってこんな感じだったなぁと懐かしい気持ちになったのでした。

Z世代と50代の視聴回数の多いYouTubeランキングの記事をざっと見て衝撃を受ける。

Twitterで偶然おすすめに出てきた日経新聞のツイートで「Z世代と50代の視聴回数が多いYouTubeランキング」というような記事を目にしました。

ざっくり見ると50代の男女の視聴回数の多いチャンネルランキングを見るとほとんどが自分が見たことがない、全然知らないチャンネル、アイドルのチャンネルが占めていたので衝撃を受けました。そんなものなのか。

一つの会社のアンケート結果を鵜呑みにするべきではないのですが、Z世代や50代男女の良く視聴している番組を知ることができたので面白かったと言えばいいのかな・・・。

それにしても現在40代半ば超えたおばさんの自分は50代にもなればこのアンケート結果に載っているジャニーズとか韓流アイドルにハマるのだろうか??
更年期で女性ホルモンが少なくなると病院で女性ホルモンを補充しに行くよりも心がときめくイケメンを見て女性ホルモンを増やすかのどちらかになるんだろうな・・・と個人的に考えたりもしますけど(←なんか視点が違う)。

おそらく若い頃からジャニーズが好きだった人がそのまま中年になったというだけかな。
50代の男性もアイドルのチャンネルをよく視聴しているとの結果なのでやはり育ってきた環境や、そういうアイドルを見て育ってきた昭和生まれだからそのようなランキング結果になるのだろうなぁ・・・。

しかもこの50代男女のランキングはPCからの視聴をカウントした結果っぽいので、スマホやタブレットから視聴している人たちの分が含まれていないというのがこのアンケートがあまり参考にならないと感じた部分。

自分はYoutubeを視聴する時はパソコンから視聴することが殆どなくて、スマホかタブレットで視聴するのが当たり前になっています。モニターやテレビからもYoutubeは見ない。

40代男女の視聴しているYouTubeランキングも知りたかったなと思いましたが、おそらく自分が普段視聴しているYouTubeのチャンネルはないのだろう(笑)。

考えてもみれば同性の同級生の友人も韓流アイドル好きかジャニーズ好きだったなと思い出した。
結婚してしばらく会っていないけどジャニーズや韓流アイドルは心の栄養剤なのだろう。
・・・それを思うとジャニーズや韓流にハマらなかった自分は同年代との会話になったらきっと会話が合わなくて何の話をすればいいのか困りそうです。
いやはや、40~50代の同性の人とジャニーズや韓流の話をしていたりコンサートに行こうと誘われたらら話に入っていけないし仲間に入ることすらも出来ずに孤立するよ(笑)。
お話には相槌を打つしかできないっすね。
だからといって、自分がよく聴く音楽や読んだことのある漫画や見たことのあるアニメの話や遊んでいるゲームの話をリアル生活で語りたくないしなぁ・・・。ブログで充分語っているから良いんだよね。

趣味のことを必要以上に現実生活で熱く語ると客観的な視点の自分が「何でこんな話してるんだろうか」と恥ずかしくなって今まで好きだった趣味をぱったりとやめるかも分からないからね・・・。

YouTubeのチャンネルも検索で探すか視聴履歴を参考におすすめされた動画やチャンネルを見ている感じです。
むしろ格ゲーマーのチャンネルとか今遊んでいるゲーム「シティーズスカイライン」の街つくりの動画や、アメリカやオランダに住んでいる人の動画とか、限界ニュータウン(←具体的すぎ)とかを見ているのですが、主婦の皆様方に「何の動画を見ているの?」と聞かれてもこれらを見ている人は少なそうなのでバカ正直に言いにくです(笑)。

それにしても近所の40~50代の人は何の動画を視聴しているのだろうかと考え込んでしまった。
ちなみに我が家の旦那は心霊系を見るので心の中で「やめたまえ!」と思っています。
個人的には心霊系とか陰謀系とか占い系とかスピ系とか予知予言系動画を好んで見ている人にドン引きするのでアイドルの方マシなような??(あまり人の好みにあれこれ言える立場ではないですけどね)

映画「劇場版 おいしい給食 卒業」の視聴感想。

WOWOWオンデマンドで映画「劇場版 おいしい給食 卒業」(2022年)を視聴。

おおまかな話
学校給食を楽しみとして学校に来ているような教師の甘利田(あまりだ)が、同じく学校給食が好きなクラスの男子生徒の神野と給食をいかにおいしく食べるかをひそかに競い合っている姿が面白い。
設定は1980年代の中学校を舞台としている。

甘利田が給食センターと教育委員会と給食のメニューに対して衝突するという話。

ざっくりとした個人的な感想
以前に同タイトルの映画をWOWOWオンデマンドで視聴したが、今作は2022年で劇場版とあるので内容が違っている。
給食をいかにおいしく食べようとしているライバルの神野とのバトルはそのままである。

調べるとこの話はドラマで放送されていたようなのだが全然知らなかった・・・。
今作の映画はseason2のドラマをまとめたものだろうか??

映画は相変わらず給食時間で校歌を歌う時の甘利田の踊りが派手すぎて笑ってしまう。
普段は仏頂面で生徒が廊下を走ると怒るのに給食時間だけはキャラが一変してしまうというこの落差が相変わらず滑稽であるしこの映画の一番の楽しみな場面である。

生徒たちは給食大好きな甘利田先生のオーバーリアクションをいちいち笑わない優しさを持っているが、もう見慣れているだけなのだろうな・・・。

給食はでたらめでいいという甘利田。
生徒たちの為に健康にいいメニューを作る給食センターの試食をした甘利田はその給食に疑問を持ち給食センターと教育委員に直談判に行く展開が面白かった。

おいしい給食とおいしくない給食の違いを給食が大好きな甘利田がいちいちオーバーに表現するからこそ分かりやすかった。

映画「Buy Me バイ・ミー」の視聴感想。

WOWOWオンデマンドで「Buy Me バイ・ミー」(2018年)を視聴。

R15制限なのであらすじ内容を読めば想像できると思うが官能的な描写もあるので視聴には注意が必要。

おおまかな話
パリに留学するはずの成績優秀な主人公のカーチャが本当はパリに留学するはずなのに母親に内緒で「モデル事務所」に登録する。
母親にはパリに留学をするふりをしてこっそり「モデルの事務所」のバスに乗るが実はこの事務所は売春組織のバスだったという流れ。
主人公は供に同居するルームメイトと共に暮らすも、若気の至りが悪い方向に向かう。
世の中の闇の世界を知らない主人公が自己中な振る舞いによって、自分と周りに迷惑と災いをもたらしてしまう。
自分の人生にも泥を塗ってしまうという悲しい話。

ざっくりした個人的な感想
世の中を舐め切った主人公のカーチャの行動や態度がまさに「自分は周りとは違うと勘違いしたお子様そのもの」である。
高慢なガリ勉学生が自分は周りに比べて「できる人間」だと勘違いした思い込みは人生も台無しにしてしまいかねないということを警告したかったのだろう。

自己顕示欲が過ぎると痛い目にあうのだという教訓を学べる。
勉強ができて成績も良いとはいえ序盤では先生に対していちいち口答えしたりするわけなのでこの主人公の性格はかなり尖っている。

自分がお金持ちに気に入られることを目的としたり、いい車(ポルシェ)に乗って幼稚にはしゃぐ姿はまさに無知の若者である。
これだから男たちにちょろい女だと思われたりするのだろうな・・・と思ってしまう。

主人公が序盤に金持ち相手に誘惑ダンスを踊って誘っておきながら「生理なので」という一言にはこの映画ってコントなのかな?と拍子抜けしてしまった。

終盤の展開も、主人公がルームメイトを養おうと意気揚々と自ら危なそうな組織に近づいていたが結果的に悲しい展開になってしまったわけなのでその自信とは一体どこから湧いてくるんだろうか?と不思議でならなかった。

全体的に話が不穏だし「この先大丈夫なのか??」とハラハラする展開があるせいで常に眉間にしわが寄ってしまった。
この映画は10代半ばからの若者女性が視聴したほうがいいかもしれないと思った。

映画「大コメ騒動」の視聴感想。

映画「大コメ騒動」を視聴してのざっくりした感想。

実際にあった大正時代の米騒動に元に映画化したもので日本のシベリア出兵が原因で米が高騰したことで米が買えない不満と怒りで立ち上がった主婦たちの話。

感想
家庭の食卓を任されている主婦は夫の稼ぎの中から米を買い食事を作ることが当たり前であるという当たり前が米の高騰で当たり前じゃなくなる。

米だけをたくさん食べ、日本人の力の源が米であった時代であるからこそ米の高騰は一般家庭には非常に堪える。
毎日主婦の家計の工面をつゆ知らずに当たり前に米を食べる夫や子供たちを見て母親は米の高騰でいつまで米が買えるのか?また高騰するのではないか?という心配を抱いている様子が分かる。

この映画では米屋が金儲けの為に国がシベリア出兵で米を兵隊に送るだろうと想定して米の値段をバカ高くしている。
米屋は国が買ってくれるからこの機会に大儲けしようとするもその米屋から米を買わないとならない主婦たちは米屋のやり方に怒り狂うのであった。

主人公の息子が日本兵になれば家計を助けることができると言うも反対されるのである。
なるほど確かに軍に入れば家計が助かるかもしれないが結局シベリアにいる兵隊に米を送るので結局は一般家庭の米不足に拍車をかけてしまうとも考えられるしなにより母親は家族を出兵させたくない。

食べさせることに苦労した母親の苦労をこの映画を見ることで考えさせられた。

時折映画の中では富山の言葉が出てくる。
「じんだはん」ってなんだろう?と調べたりしたら「おまわりさん」や「警察」のことだった。