「エンタメ系感想」カテゴリーアーカイブ

映画「ソロモンの偽証」前後編の視聴感想。

映画「ソロモンの偽証」の前後編のざっくりとした視聴感想。

話の内容は、主人公・藤野が中学生時代に起きたクラスメイトの自殺の原因追及をする為に主人公の藤野が学校を巻き込んで裁判をするという話の回想。

感想
主人公の藤野の中学の頃の回想であるが、受験シーズンを犠牲にしてまで学校内で裁判をするという異例事態に生徒や先生や親も困惑するも思春期だからこそできた無茶ぶりを母校の校長と振り返る始まりからの回想話である。
90年代のバブル経済の頃の話なので個人的にその頃の時代背景に共感する。

90年代には大出のような茶髪で暴力的な不良がいた。
自殺した柏木は厭世的な考えを持っていて、正義感が強い藤野や他校の神原に対して世の中は絶望しかないにきまっているという共感をしてほしかったのだろう。
なので柏木のような生徒がクラスにいれば非常に厄介だろうと感じる。

藤野のクラスメイトには家庭環境に問題がある生徒がいたことを思うと、家庭環境のせいで性格がこじれてしまったが為に人間関係の不協和音が起きたようなものだと感じたりする。

マスコミの餌食になってしまった藤野たちの担任の先生が個人的に一番悲惨で住民の一方的なストレス解消にされたようなものなので先生に同情してしまう。
マスコミも視聴率の為に学校の不祥事をこれでもかと真実ではないことをテレビの視聴者に誤って伝え続ける功罪の行く末が人生を狂わせるのだなと考えさせられる。

この映画を視聴して特に思ったことは家庭環境や家族で子の性格が形成されていくのだということ。
不良生徒の大出の父親は典型的な暴力をふるうのでなおさら悲惨である。
この父親の元で育ったからこうなってしまったと考えざる負えない。

大出の家族とは反対に、松子は優しい性格で藤野や友人の樹里を気にかけていたほどである。これは本人の性格もあると思うが育てた両親の教育が良かった気もする。

この話に登場する問題を抱えている生徒達は家庭環境が良くないと感じた。
未熟な大人が家族を作るとこんな子供に育ってしまうのだろうか?
自殺した柏木が何故あれほど厭世的なのかは両親との関係も分からないので結局よく分からなかった・・・。

柏木とかかわりのあった他校の神原の場合は親に問題があったが、のちに育ててくれた人がいい人だったことが救いではある。

この映画は前後編で分かれていて長い映画ではあった。
視聴するに至っての注意点をあげるとすればかなり暴力的な描写があるし事故描写があるので低年齢の小さな子どもの前で視聴するのは避けたほうがよい気がする。

テレビ番組「月曜から夜更かし」が深夜じゃなくなった。

地上波のテレビ番組の「月曜から夜更かし」が昨日から月曜深夜から夜10時に放送されたので視聴しやすくなりました。

今までは深夜帯での放送だったので、この番組の特徴である「下ネタ」がなくなるのだろうか?思ったのですが、極端などぎつい下ネタはなかったものの、やや下ネタ気味の内容もあったので結局はこの番組は深夜帯だろうが10時台だろうが変わらずの路線で放送するのだろうかな??
街の人にインタビューする企画と下ネタは健在でしたね・・・。

かれこれ10年以上放送されていた「月曜から夜更かし」ですが、思えば10年前から自ら好んで録画して更に子どもたちと一緒に視聴してきたのですが、冷静に考えてみるとよくぞこのような下ネタが唐突に出てくる番組を親筆頭に家族で見てきたものだなと苦笑いします。

この番組は正直くだらない内容が多いのですが、気分が落ち込んでいたりイライラしてたり憂鬱な気分の時に見ると思わず笑ってしまうことがあり笑うことで心身のバランスを取り戻していたのでした。

個人的に夜更かしのネタで好きなのは街の人にインタビューする企画と、地域ネタですね。

地域ネタはどのような街や人がいるのかを察することができるので勉強になります。
個人的に地域考察や街歩き、旅行動画のような地理ネタが好きですからね。

家族のいる中で「月曜から夜更かし」の下ネタが出てくると気まずくなりがちですが、親が傍にいても普通にこの番組を見ていることを我が子が同級生に言うと驚かれるという話をされたので自分の家は特殊なんだなと驚くのでした。
異性だったら唐突な下ネタは確かに気まずいとは思いますけどね。

そう思うと自分がもし親の前でこのテレビを見ることができるだろうか?と想像すると下ネタが出てきたら速攻で批判と軽蔑の意を示しがちな親だと分かっているのでやはり下ネタ番組は見ることができないと思いますよ。
どんな親かにもよるけども・・・。

ニコ生のコメントはできるけどYouTubeのライブ配信はコメントしにくい。

YouTubeやニコ生などの動画を見るのですが、ニコ生だと気楽にコメントを送信できるのにYouTubeのライブ配信ではチャンネルによってはコメントしにくいのです。

ニコ生の視聴者が多めの公式チャンネルは、コメントが多いのでそれらにどさくさに紛れることができるのでコメント送りがしやすいです。
例え文字を打ち間違えても他の人も文字を間違えているので気にすることもないです。
視聴者が多いチャンネルに対するコメントは独り言のように済ませることができるのですが、適当に送信した自分のコメントに対して稀に誰かのツッコミをもらうと思わず笑顔になってしまうことがあるし脇汗もかきますけどね(笑)。
コメントをとっさに考えて送信することが頭の回転と瞬発力を試すことができるので面白いのです。

一方、YouTubeのライブ配信に対してはコメントしません。
ライブ配信を視聴しているとコメントをしている人達の毛色(?)が分かる気がするので偏っている考えの人のコメントに個人的に嫌気がさすことが多いので雰囲気を読んでコメントするかどうかは決める感じですがYouTubeはとにかくコメントしにくい・・・。
「知識ひけらかしたい系」の人や「知り合いで内輪コメントをやり取りしている人」や、「変なスピ系妄信系(陰謀論妄信者?)」のような人が何度もしつこく連投するとイライラするのでそんな視聴者のいる生放送でコメントすることはやめようと思ってしまいます・・・。
YouTubeはコメントを送信すると自分の名前のイニシャルとか漢字とか画像などのアイコンが出るのでYouTubeには顕示欲が強い人が多くコメントするのだとは思います・・・。

それに対してニコ生は、コメント送信する時に自分の名前が出ない設定にできるので(ユーザー名は設定できるようですけど無名のままにしています)コメントしたい恥ずかしがりやの自分(←えっ?)にはありがたい・・・・。

個人的には猫や寝落ち用のASMR、作業用の音楽のライブ配信のほうがコメントが荒れないし視聴していても平和だなと感じます。

ホラーMの漫画の思い出と映画「ミスミソウ」のこと。

「ミスミソウ」という映画を衛星放送のWOWOWで視聴。

原作は同名少女漫画雑誌で、作者は押切蓮介氏です。
「ホラーM」に同名で連載されていた漫画でした。

「ミスミソウ」は漫画を一度読んだことがあった為におおよそどのような内容の漫画なのかは想像していました。
2009年頃に「ホラーM」といういかにも怖い話の漫画雑誌を一度だけ購入したことがあったのです。
何故「ホラーM」を買ったのか?というと「サタニスター」という三家本礼氏の漫画の最終回が読みたかったからでした。
なので「ミスミソウ」の話も分かっていました。

この漫画雑誌の「ホラーM」は今はないのですが、何といっても「ホラー」な作品勢が殆どでした。
グロいし、ほとんど体が損壊している描写の作品が多かったので、「これはきついな」と思った次第・・・・。

そういえば2009年にココリコの田中さんが主人公のドラマの「リセット」シリーズも当時の「ホラーM」に連載されてましたが、山本まゆり氏のその漫画と比較すると原作とドラマ版が大分違って見えた思い出です。田中さんが話の内容をマイルドにしていた印象。

映画版「ミスミソウ」はR15指定なのでそれ以下の年齢層は視聴しないでくださいというやつです。
損壊描写、精神的にも畳みかけてくる話なので注意。

ざっくりな話の説明とネタバレ
主人公の女の子は親の転勤で東京から離れた若者が暮らすにも娯楽のない場所で閉鎖的なものすごい田舎の学校に転校してきたが、クラスの女子の嫉妬から主人公の女の子は一人の良心的に接してくる元・転校生の男子以外のクラスメイトの全員から悲惨ないじめにあうのですが、とんでもないことに主人公の家族をクラスメイトに燃やされてしまい、そこからクラスメイトへの復讐が始まるという話です。

個人的な感想
前もって言いたいことはこの話はホラーです!
頭のネジが何本も外れている「良心をなくした人間達」がド田舎閉鎖村に集結させられてクラスメイト同士の自分勝手な妄想・一方的な被害者意識・嫉妬が渦巻きあう話。
主人公が学校に来なかった代わりにいじめられポジションになった子が、いじめ首謀格であろう女の子に対しての一方的な憧れや崇拝をしているのも怖いなと感じたり、何よりも主人公の味方しているはずだった男の子が実は凶悪な自己中サイコパスであったということは恐ろしいものです・・・。

思い込みって恐ろしい・・・。

まるで異質なつぶやきに狙いを定めたネット右翼が正義感を振りかざしているTwitterの世界みたいだ!!(←違う?)

「精神的に壊れている者同士のサバイバルゲーム」と言ってしまうのもいかがなものかと思うのですが、何となく「バトル・ロワイアル」という2000年頃に生徒同士であれやこれやと生き残りをかける映画の話を思い出しました(当時メディアで問題視されていた映画だったなぁ。視聴したけど「作り物のお話」として線引きはできるからなぁ・・・)。

田舎が悪いというわけではなく、「おかしな人間が閉鎖的な田舎に一か所に集結したらこうなった!」という話でしょうかね。
ほとんどの視聴者は「いくら何でもこんな奴らいないだろ?」という一歩引いた目線で楽しむエンターテイメントとして見ると思いますが、視聴後は「どうかしている奴らだらけの映画だったなー、おー怖っ」という感想を持つでしょう。
この話は精神的にも堪えるので間違いなくトラウマになる作品かと思いました(他のネット情報でもそう言われていますね)。

「作り物のお話と現実世界を一緒にしがちな人」やホラーが苦手な人は見ない方がいいでしょうね・・・・。

映画を視聴すると「このような人にならないように」と考えさせられるし、いじめをするクラスメイトの家族を見ると家族のあの態度も子どもが悪になる根源になっているのではないか?と思ったのでした。

NHKBSの「ザ・リアルボイス」面白い。

海外の人たちが設置されたビデオカメラの前に座って個人的な本音を話すという番組「ザ・リアルボイス」が興味深いです。

自分が視聴したのは台湾(台北)の人々の言いたいことの回でしたが、それぞれの人生がありました。

コロナウイルスでマスクの購入が難しい日本ですが、台湾の場合はマスクが平等にいきわたる為に薬局でマスクを買う時に健康保険証を提示する仕組みや、スマホアプリでマスクの在庫がある店が分かるものもあったので台湾すごいなと感心。

日本の国民は一体どうやってマスクを手に入れているのか分からない・・・・。
自分の住む場所はマスクの入荷は未定という張り紙しか見ないので台湾のようにマスクが皆平等に購入できる仕組みがあればいいものの、先進国のようでデジタルシステムに関しては遅れてるんではないのか?とガッカリする自分です。

台湾の人が日本人の「建前」や「飲み会」に疑問を持っていた人がいたのでそこは共感しましたね。

コンビニ店員の人が客からマスクがないことにひどい暴言を言われたという話はどこの国でもそういうモンスター客がいるものだなと感じました。

大学教育のシステムが授業が朝7時半から夜の10時ということは驚いたものです。
台湾の学生はとてつもなく勉強をしているのだろうと感じます。
アメリカは朝9時から午後2時という話はそうだったのか?と無知な自分にとっては参考になる話でした。

賃貸が値上げしているという話や、客は歩いているだけで買い物をしないのでだめだという話もあり考える部分がありました。

「歩いているだけで買い物しない」と言えば、個人的なことですがイオンのような巨大ショッピングモールに家族連れで行った時は「歩いているだけで買い物しない」状態になるのですよ・・・。

自分が思うに、それは買い物ではなく「人ごみに行きたい」というだけだろうなと思うのですよ・・・。
家族連れ(家族連れでなくても)は買い物しそうで思うように好きな店で買い物できない気がします。
趣味趣向がバラバラなので各自が好きな店で買い物したり飲食するということは難しく、連れの家族全員が入っても無難であろうという店に行く、でも特に買いたいものはその店にはないということになるので結局買わないで歩くだけになってしまう気がします・・・・。

この番組は世界に興味がある人にとって面白い番組だと思います。