震災前に住んでいた土地の雑草の様子を時々見に行くのですが、最近土地の出入り口に嵌めていたグレーチングがなくなっていたので我が土地の場所の目印がなくなっていたので「ついに盗まれたのか」とガッカリしています・・・。
我が土地のお隣さんのグレーチングも見当たらなかったので、どこからどこまでが我が土地なのかが分かりにくいので目印たるグレーチングが盗まれたことで「草刈りに来た時に土地に車を駐車できないじゃないか!」という不便な思いをすることにイライラしたのでした。
かつて以前住んでいた家の側溝に嵌めていたグレーチングは鉄なのかステンレスなのかさっぱり分かりませんが、東日本大震災で津波がもろに来た土地なので今になっても以前住んでいたお隣さんたちも戻ってこないのと、他の近隣も草木が生い茂った土地で被災したままの建物や流された船の残骸がそのままになっています。
言っちゃ悪いですが廃れた場所も同然の土地なのです・・・。
なので近隣に民家もないのでわざわざ草刈りをきちんとする必要もないし(?)刈るとしても道路にはみ出した部分くらいで終わらせる感じですね・・・。
グレーチングが盗まれたのはとても嫌な気分ですが「いつかは盗まれるだろうな」とは思っていましたね。
なので使っていない土地で誰も来ないような場所だからと物置代わりに何かを置いていたらグレーチングの他にも盗まれる物があったかもしれません。
津波や水害の可能性があるので民家を建てる場所でもないし、だからと言ってどこかの会社がこの土地を買い取って資材置き場にしたとしても盗難の危険があるのでその土地を誰も欲しいと思わないだろうし。
なんというか震災前に住んでいたその土地は旦那の両親が借金に困っている人から買った土地という話を聞いたことがありました(←うろ覚えなのでエピソードが微妙に違うかもしれない)。
今の高齢者はベビーブームの世代だからか住む場所がなくて津波や水害に遭う場所だろうとかまわず空いている土地があればあれこれ考える余裕がなく買ったのだろうか??と憶測をしてしまうのです。
川沿いで海抜0メートルで東日本大震災前の昭和の時代にも津波が来た場所なのでこの土地に住む時に土地のことや自然災害を調べることもせずに土地の売り値と広さしか見ていなかったのだろうな。
不動産収入の為に使いもしない土地を買ったのはいいが誰も買わないので固定資産税と草刈りの労力と費用ばかり毎年払う羽目になる人が年配者やその子孫にしわ寄せがきていると思うと我が家の土地もいずれ子供に無駄な土地の相続をさせたり固定資産税を払わせてしまうのかと思うと、土地を持っているからお金持ちとかすごいというわけでもないなと思うのです。
そもそも持っている土地の価値がないわけですからね。
家を建てても歴史を学べばその場所は津波で家が壊れる未来があるかもしれないわけなので「土地がないなら家を建てて住めばいいよ」と簡単に言えないですよ。
グレーチング数個だけの被害額と家と土地や固定資産税を比較すればグレーチングなんて買い直しても数万円以下でしょうし。
災害に遭う場所だと分かって家を建てて住むほうが無駄だしお金が勿体ないではないですか・・・。
・・・さて、話がグレーチングのことから土地や家の話へ脱線しましたがグレーチングも色々種類があるので以前住んでいた土地に行くときは簡易的な物を持ち運んで使ったほうがいいのだろうか??