由貴香織里さんの漫画「天使禁猟区」です。
当時の自分は高卒の社会人一年生でした。
買うきっかけは、絵柄でしたね。スクリーントーンを貼りまくりの効果もそうですが、絵柄が西洋人形っぽい人物が多い印象でした。
主人公の無道刹那(むどうせつな)を取り巻く耽美系(←耽美の意味をあまり分かっていないですが・・・)、ファンタジーストーリーといったところでしょうか?
天使と悪魔達が繰り広げる混沌かつダークな話なのでほぼ女顔の男キャラクターの多さや心をこじらせているキャラ達に耐えられる人やファンタジー路線が好きな人にはお勧めの漫画です。
ネタバレすると、刹那は女天使アレクシエルの生まれ変わりなゆえにさまざまな困難に巻き込まれるのですが、それでも前向きで純粋な性格で立ち向かっていくところは好感度は高めでした(好きな人が妹っていうところがダメだけど)。
癖のある脇キャラ達、時々あるホラーチックな見せ場、懸命なキャラクターの生き様など、かなり濃い味が出ている作品の為、読むのに気合が必要になります。
ちなみに当時好きなキャラはカタンとウリエルでした。優男&ギャップ系(??)にちょうど萌えていた頃でした(笑)。人間の加藤君のキャラもいい味出てるし、沙羅の肝が据わった性格とか、九雷やアラクネ姐さんとかが良かった。しかし文庫版は目が疲れそうな気がしますね・・・・。