映画「大コメ騒動」を視聴してのざっくりした感想。
実際にあった大正時代の米騒動に元に映画化したもので日本のシベリア出兵が原因で米が高騰したことで米が買えない不満と怒りで立ち上がった主婦たちの話。
感想
家庭の食卓を任されている主婦は夫の稼ぎの中から米を買い食事を作ることが当たり前であるという当たり前が米の高騰で当たり前じゃなくなる。
米だけをたくさん食べ、日本人の力の源が米であった時代であるからこそ米の高騰は一般家庭には非常に堪える。
毎日主婦の家計の工面をつゆ知らずに当たり前に米を食べる夫や子供たちを見て母親は米の高騰でいつまで米が買えるのか?また高騰するのではないか?という心配を抱いている様子が分かる。
この映画では米屋が金儲けの為に国がシベリア出兵で米を兵隊に送るだろうと想定して米の値段をバカ高くしている。
米屋は国が買ってくれるからこの機会に大儲けしようとするもその米屋から米を買わないとならない主婦たちは米屋のやり方に怒り狂うのであった。
主人公の息子が日本兵になれば家計を助けることができると言うも反対されるのである。
なるほど確かに軍に入れば家計が助かるかもしれないが結局シベリアにいる兵隊に米を送るので結局は一般家庭の米不足に拍車をかけてしまうとも考えられるしなにより母親は家族を出兵させたくない。
食べさせることに苦労した母親の苦労をこの映画を見ることで考えさせられた。
時折映画の中では富山の言葉が出てくる。
「じんだはん」ってなんだろう?と調べたりしたら「おまわりさん」や「警察」のことだった。